ワイヤーによる矯正治療ではなく取り外し可能な透明なマウスピースを用いて歯並びを整える新しい矯正治療です。
金属製のワイヤーを使用しないため金属アレルギーの心配もありませんし、矯正装置も目立ちません。
また、矯正治療期間中も普段と同じように食事や会話ができ、しゃべりやすく、痛みがとても小さいと言われています。
世界においては、2018年に600万症例を超え一年間で約100万人近くの患者様が同装置で矯正治療を行っており、標準的な矯正装置の一つです。
見た目が気になるワイヤー矯正は、特に10代のお子様にとってはたいへんなコンプレックスになる恐れがあります。
透明な材質であるため、実際に付けていてもほとんど気付かれることなく矯正することができます。
食事されるときなど、いつでもどこでも簡単に取り外すことが出来るのも大きな特徴です。
勉強や仕事に集中する上でも、痛みは極力少なく矯正治療を受けられるのも大きな特徴です。
従来のワイヤー矯正治療に比べ、来院回数は半分です(約2ヵ月に1度)。
透明なマウスピースによる矯正ですので、ほとんど気付かれることもなく、もしもの時は簡単に外すこともできます。
矯正治療をお急ぎの方へのご提案としてマウスピース矯正治療に近赤外線を使った光矯正補助装置を併用することで、歯の動きを促進させることができます。
それを解決するのがマウスピース型矯正装置です。取り外しのできる透明なマウスピースで歯並びを治します。透明で目立たないので、人目を気にせずにすむのです。 矯正器具やワイヤーを使用する方法とは違い、マウスピース型矯正装置は装着していても外見上はほとんどわかりません。特に「自分で取り外しができる」事が特徴で、食事も歯磨きもいつも通りできます。
世界中ですでに500万症例を超えており、年々増加を続けております。
メリット | デメリット |
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見えない・目立たない | 患者様の協力度に治療結果が左右される |
取り外しができて衛生的 | 治療期間がワイヤーより若干長め |
痛みが軽くて快適 | 一時的にワイヤーを用いなければならないことがある |
ワイヤーに比べて虫歯になりにくい | |
実際の治療前に3Dシミュレーションで治療後の歯並びを見られる | |
通院回数が少ない |
成長期のこどもの矯正治療(第1期治療)では、顎骨の成長を利用することで上顎と下顎の前後的な位置関係の改善を図ったり、顎骨の成長を誘導し永久歯が生え替わるためのスペースを作ることをおこないます。このような処置は顎の骨が成長する時期にしかおこなうことができないため、対応できる時期が限られています。
通常の矯正治療ではワイヤーを用いたマルチブラケット装置だけでなく、拡大床矯正装置、顎外装置など様々な装置を併用して治療を進めていました。
こどものマウスピース型矯正装置を用いた治療でも他の装置を併用することはありますが、ワイヤーを用いることなく、お子さまの第1期治療を対応が出来るようになりました。
装置が目立つことを気にして矯正治療をためらっていたお子さまでも、安心して治療を進めることが出来ます。
成長を利用して矯正治療を進める必要がある場合には成長期が過ぎてしまうと顎骨の前後的な不調和を改善することは難しくなります。
お子さまの歯並びの状態を気にされている場合には、どのような治療が必要になるのかと、矯正医に相談されることをお勧め致します。
マウスピース型矯正装置インビザライン(薬機法対象外)での矯正ができるか確認するため、患者様の歯並びの状態を診察させていただき、治療方針をご提案いたします。
治療にかかる費用、歯を動かすのに必要な期間、治療の利点・欠点など治療の概要を説明いたします。
治療前の状態を評価するため、レントゲン撮影や口腔内およびお顔の写真撮影など様々な検査をおこないいます。
検査結果から導き出された治療前の問題点を説明し、問題点を改善するための矯正治療の詳細について説明いたします。
最初に治療後のシミュレーションを作製いたします。作製には約1か月程度の期間が必要です。
シミュレーション完成後、再度歯の移動様式および治療期間などインビザライン治療の詳細を説明いたします。
説明に納得していただいた後にマウスピースの作製を開始します。マウスピースの製作には約2〜3週間かかります。
マウスピースを装着し、歯の移動を開始します。マウスピース単独で歯の移動をおこなう場合と、補助的に上下顎の間にゴムをかけていただく場合があります。
また、治療が進むに従い、歯の表面に「アタッチメント」という突起を接着し、歯の移動がより正確に進むよう調整します。
マウスピースは1週間~10日ごとに交換します。
マウスピースの使用状況や歯の移動様式などにより来院間隔は患者様ごとに異なりますが、歯を移動している期間は通常約2か月に一度程度の来院になります。
予定通りに移動していない場合には、必要に応じて補助装置を歯に接着する場合もあります。
シミュレーションに基づいた一連のマウスピースによる歯の移動が終了した段階で歯並びの再評価をおこないます。
予定通り歯の移動が起こっていない場合には、理想的な歯並びを確立するために再度シミュレーションの作製・マウスピースの制作をおこない、理想的な状態になった後に歯の移動を終了します。
歯の移動終了後、治療後の歯並びを維持するためのリテーナーを使います。
定期チェックでは歯並びだけではなく、お口の中の健康状態も確認いたします。
チェックをおこなうことで、理想的な状態を長期に渡り安定させていきます。